2010年1月8日金曜日

熾烈な戦い始まる

皆さん、矢萩節です。

水曜日の日経MJ『伊藤元重のニュースな見方』に面白い話題がありましたので、

ご紹介します。

題名は《企業存続に3つの条件》~国内は競争相手減らせ

記事によると企業が生き残るためには次の3つのどれかを行う必要があると。

①もっとがんばる

②他の企業と違ったことをする

③競争相手が消滅するように仕組む

の3つらしい。

この3つのどれもやっていない企業はいずれ消滅すると!

*なんだか我々の青果仲卸業界を指しているように矢萩節は痛感した。

更に記事には・・・・

・日本経済が右肩上がりの時には①で伸びた企業が多く、同質競争の中で他の企業よりも少しでも安く、効率的にうまく売ることが成功の秘訣だった。

・バブル崩壊後は②のやり方、すなわち他の企業との違いを出せる企業が有利になっている。

・構造不況業種といわれる分野では③の手法、すなわち合併、吸収、ライバルの倒産などで生き残りをかける企業が多くあると分析している。

そして・・・・

・多くの企業がアジア市場の急速な拡大を背景に、①のパターンで大きな成長のチャンスを獲得しようとしている。

・国内では多くの分野で過剰供給・過剰企業の状況であり、③のパターンが先行すると予測する。

*やはり、まるで我が業界そのものだ。

ここでは皆が生き残りをかけて消耗戦を繰り広げているが、それではじり貧であるとあり、

いかにライバルに早く退出してもらうのか、あるいは戦略的に合併・吸収・リストラなどを断行して、
産業全体の適正規模を実現するかにかかっていると指摘している。

*おや?もしかして、昨年11月にスタートした弊社グループの『生き残り経営戦略』に基づいたグループ機構改革、若手社員の役員登用、グループを横断的に組織した営業企画推進室・クオリティ推進室・M&A、新規事業企画推進室の設置は理に適っているのか~~。

最後に記事では・・・・

期待したいのはやはり②の手法で、新たな分野で新規需要を開拓する企業が出てきて欲しいとあった。

我が森哲グループも③の手法を徹底することで、②にもっていかなければ絶対駄目だと感じさせた、
正にタイムリーな記事であった。

明日はデフレに立ち向かう大企業の社長さん達の年頭所感を書こうと思います!!


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