2009年4月14日火曜日

元気な企業もいる


毎朝発信しているニュースのメルマガ「Yacchaba Alliance News File」のために数多くのニュースがいろいろな情報源から私のデータベースに入ってきます。当然ながら昨年の秋から「景気」二関する暗いニュースが大きくそのスペースを占めるようになっています。100年に1回の「みぞうゆ」の不況だとか・・その中で最近一服の清涼剤のように目にするのがマックドナルドとユニクロが好調であるニュース。

冷静に考えると日本の経済全体がおかしくなっているのでは決してありません。好調な企業はたくさん存在するのです。ユニクロにしても野菜の販売など回り道は確かにしています。でも、独自に開発したヒートテクスト商品などニーズを掘り起こす商品を積極的に導入した下地があって今の好成績につながっています。

マックも同様です。単に低価格化に邁進するのではなく、あらゆるメニューを積極的に提案し、消費者の関心を喚起している結果です。ちなみにコーヒーのブラインドテストを行ったところマックのコーヒーの評価が本家スタバより高いとの調査結果がアメリカで1年ほど前に発表されました。これもしっかり研究している証拠です。本家スタバは不調から脱していません。

現在ネットブックが好調の日本エイサーのボブ・セン社長によると「日本では個人需要はそれほど弱っていない。さすがに不況の報道などに接して少し保守的にはなっているようだが、Value for Moneyつまり、払った金額に見合う価値を感じさせる製品に対する需要は絶対消えないのではないかと思う」。

Value for Money、これは好調企業の一つのキーワードです。マックしかり、ユニクロしかり、そしてエイサーも。現在ディフレスパイラルが懸念されています。再度真剣にこのValue for Moneyの意味を考える必要があります。

青果業界も例外ではありません。ただ、これは思いつきだけでは無理です。中長期展望のなかから生まれるものです。いまこそパラダイムシフトのときかもしれません。青果業界のマック、ユニクロがたくさん表れたら最高です。(MT-IT)

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

矢萩節さん、もちろん御社も元気な企業の一つですよね?すばらしい営業部の若者達は、がんばってますか?

矢萩節 さんのコメント...

匿名さん、弊社は身体的に全員が元気であり非常に明るい、活気のある職場、社員達ですが、経営的に元気かといえば若干の体調不良かもしれませんね^^;
しかしながら元気が無ければ何事も始まりませんので、きっと明るい未来が拓けますね!!
から元気でも良いじゃないですか~^^/

J さんのコメント...

カラ元気のふりすらできない企業がたくさん。100年のスパンでビジネス・企業を見定めれば、こんな不況は「はしか」。それより大事なのは不況を脱したときのエネルギーをどれだけ今蓄えることができるか。多くの企業は萎縮しているので不況を脱しても立ち後れて、おこぼれを疲労だけ担ってしまうのでは。

矢萩節が良く口にする100年継続できる企業体質とはこのようなことでもありますよね?