2008年6月25日水曜日

新たな空港の名物


先日札幌から東京に向かうとき異様な光景を目にした。花畑牧場の生キャラメルを求める列。ご存じの通りタレント田中義剛氏が代表を務めるあの牧場のあのヒット商品。一日に3回限定で販売するとのこと。たまたま私達はその最終回に出遭ってしまった。係の女性に待ち時間を聞くと約1時間半から2時間とのこと。私は飛行機の便が迫っていたのでパス。でも、50人以上はいたと思うが、それだけの人をじっと待たすだけ商品価値のあるキャラメルであることは確か。

いままでいろいろなタレントが自分の名前を商品につけて販売し、ことごとく失敗している例が後を経たない。どうして?それは内容が分かっていないから。タレントの名前がついているから2時間待って買おうなんて言う人はごくまれ。例え1回購入しても2度と買わないのが一般的。

でも、花畑牧場はちょっと違う。売れはじめたから量販使用なんて思っていない。当初の予定通り、千歳だけで販売。作り方にも感心するほどのこだわりがある。もちろんタレントである田中氏が代表なのでメディアの受けはいい。でも、おちゃらけた紹介の仕方は一切していない。商品なので当然寿命はある。でも、田中氏はどうもこの先の手も打っているようだ。

たかがキャラメルであるが、ここに青果のためのビジネスモデルがあるような気がしてならない。今までのように量を求める販売方法はこれからの世の中難しい。これから青果に求められるのは「Story & Communication」ではなかろうか?そのベースにあるのがこだわりと根気。

関西にいる矢萩節どう思う?(MT-IT)

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

只今関西にいる矢萩節です。本日弊社グループ勉強会で講師の中村先生が物を販売するにはストーリーが必要と言っておりました。正にIT室長が言う様に今後のお客様にアピールするのは商品説明だけではなくストーリー&コミュニケーションだと感じた矢萩節でした^^;

匿名 さんのコメント...

お疲れ様!

匿名 さんのコメント...

製造過程に加えて、この光景もストーリーとなり、人が人を呼んでいるのですね。
「ここしかない」「今しかない」このキーワードは、購入する人の決断を強くさせるポイントですね。しかもこの「空港」は、各地の旅人が通る道で、「今しか買えない」人が集まる場所ですね。購入ムードに駆られますね。特に女性は弱いです。

匿名 さんのコメント...

日本人は「限定」に弱いです。