2008年3月21日金曜日

法則?

皆さん、1月31日掲載の学びのプラミッド覚えていますか?
多分忘れてしまってるでしょうね。実を言うと矢萩節もすっかり完璧に忘れておりました^^;
ここで少々おさらいをしてみましょう。
人は
①聞く事では5%
②読む事では10%
③視覚的には20%
④デモンストレーションでは30%
⑤発表する事では50%
⑥実践する事では75%
⑦他者に教える事では90%
覚えている(身に付いている)ということです。
そこで本日はそう云った類のものを見つけましたので、ご紹介します。
ドイツの実験心理学者であるエビングハウスの記憶に関する実験らしいのですが、
人は
①情報を記憶しても20分後に約42%
②1時間後で約56%
③9時間後で約64%
④6日後には約76%
忘れてしまうそうです。
また彼の実験から、立て続けに物事を覚えようとするよりも、ある程度の間隔を空けて覚える方が、効率よく脳に記憶されることが証明されています。つまり、ある情報を脳に送り、脳がその情報を忘れかけた頃に再度同じ情報を脳に送ることで記憶の定着がよくなるとのことです。逆に言うと短期間に集中的に勉強してもすぐに忘れて、習得できないということになります。それよりも、定期的に繰り返し勉強を続けたほうが効率よく習得できるということです。
もう一つはイタリアの経済学者であるパレートが発見した所得分布の経験則で、皆さんもよく聞いた事がある「80:20の法則」です。
つまり、
①売上げの8割は、全従業員のうち2割で生み出している
②商品の売上げの8割は、全商品銘柄のうち2割で生み出している
③仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している
など、経済全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという説です。
世の中に競争というものがあるとすれば、それはこのトップ20%の人達が、その20%の人達の中だけで競争しています。他の80%は、競争相手にならないのです。
皆さんが自己投資をし、勉強を続ければ、その時点ですでにトップ20%です。
このトップ20%の中でトップ50%に入れば、それは全体のトップ10%以内を意味します。
さらに、もう少し頑張ってトップ20%に入れば、全体のトップ5%以内です。
トップ5%以内に入るのは、意外と簡単なのです
本日ご紹介させて頂いたものは「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55という本から抜粋させて頂きました。
今日からでも遅くはありません。是非、皆さんも何かこつこつと始めてみませんか?

1 件のコメント:

イエ さんのコメント...

記憶力の本では、「海馬 脳は疲れない」池谷裕二 糸井重里共著を六年ほど前に読み、当時も今も随分人に勧めている好きな一冊です。それまでの脳に対する概念を一掃してくれるような印象でした。内容的には対談形式なので読みやすく、また、文庫化され今も売れているようなので支持者も多いということでしょうね。
私にも「もう歳だから」とか、「やる気が出ない・・」とか思ってしまう時に、背表紙を見ているだけで、なんだか励まされる本です。
同様に、もう一冊。これは中高生向けに書かれた本のようですが、同じく池谷裕二著「だれでも天才になれる 脳の仕組みと科学的勉強法」。これは、目からウロコの一冊でした。薄い本なので矢萩節さんなら二十分ほどで読破できるのではないでしょうか。中高生向けに書かれていますが、「ああ、効率的に勉強したいなぁ」と思っている子供から大人まで手軽に読めるおすすめの一冊です。

それと、私も以前80対20の法則を読みました。一時期、事あるごとにこればっかり言っていた記憶があります。(笑)これを読んでからというもの、さまざまな事象が今までと違って見えてきて、その恩恵を随分受けているような気がします。たぶん・・(笑)
これも有り難い一冊でした。感謝です。

おすすめの本も、ぜひ読みたいと思います。